この記事は株式会社シンプルウェイ Advent Calendar 2021 の8日の記事です。
最近のノートパソコンは標準でカメラやマイクが付いているので、気軽にウェブ会議に参加できるのですが、僕は普段デスクトップを使っているので、カメラやマイクは別途用意しなければなりません。
しばらくスマホをウェブ会議使っていたのですが、画面共有されたときにかなり見づらいのと、ログインが必要なミーティングスペースだと準備に手間取るデメリットがありました。
ところで、コロナで旅行もいけなくなり、活躍の場を失ったミラーレス一眼がありましたので、これをウェブカメラとして活用すべく準備してみました。
今回使うカメラはSonyのNEX-5Rです。
MiniHDMI端子がついていて、ファインダー画面をそのまま出力できます。
NEX世代のSonyのカメラはUSB入力は充電専用で、給電には使えないようです。毎度充電するわけにもいかないので、バッテリー端子から直接給電するダミーバッテリーを用意します。
純正品は高いので互換品でもいいと思います。
また、HDMI映像をPCで取り込むためにビデオキャプチャーを用意します。
これで物理的な準備が整いましたので、PC側の準備を行います。
キャプチャー入力と仮想カメラ出力の両方を兼ね備えているOBS Studioという便利なアプリケーションがありますので、これをインストールします。
シーンを追加して適当な名前をつけ、
ソースに映像キャプチャデバイスを追加します。
デバイスでHDMIキャプチャを選択して確定します。
最近の一眼はレンズ画像をそのまま出力するクリーン出力機能があるようですが、NEXの場合その機能がありません。そのため、できるだけファインダー上の表示を少なくして、OBS側でクロップします。
これで準備は完了です。
通常時はOBSを起動すれば上記までの設定が維持されていると思いますので、「仮想カメラ開始」ボタンを押してカメラ出力を開始するだけです。
あとはブラウザなりミーティングアプリケーションなりでカメラ入力を「OBS Virtual Camera」を選択すればミラーレス一眼の映像をウェブカメラとして利用できます。
2021/12/10 17:35:29 | Trackbacks (0) | Comments (0) | Technology
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