他のブログで10日までの公開と知って、あわててみてきました。最終日の最終回にね。
「ハゲタカ」は2007年にNHKで放送されていたドラマ。いわゆるマネーゲームをネタにしたドラマで、資本主義のルールを利用した金の争奪戦(この言葉のニュアンスが微妙な感じ)とそこに現る人間ドラマを描いた作品。詳しくは、Wikipediaの「ハゲタカ (テレビドラマ)」と「ハゲタカ (映画)」でも見てくださいな。
ドラマのときは小泉改革で規制緩和された金融システムを利用し、市場参入する外資系企業(アメリカのファンドですね)や急成長する企業(ライブドアみたいな会社)がネタ元になっていました。今回の映画は今の世界的不況を招いたサブプライムショックがネタ元ですね。
相変わらず(僕の好きな)頭脳戦がいい感じで、終始ドキドキしながら見てました。登場する会社名が実在する会社名をもじったものが多いので、実話と連想しやすく、「要はこの取引は何を目的にしているか」などちょっと専門的になりそうな部分も比較的理解しやすかったです。
ドラマを見ていないと少し分かりづらいかもしれませんが、登場人物の鷲津は金儲けだけが目的ではないのです。企業を買収して経営を健全化することで社員の生活や命を守る、ということをしたいのですね。今回の劇中で、アカマ自動車のホワイトナイトに名乗りを上げたのも、劉らがアカマをいいように操ろうとしているのを見抜き、何とかアカマとそこに支えられている家族や日本経済を守ろうとしたんですね。個人的には鷲津の良心の部分をもう少し表に出してもよかったかなと思うところです。
話は変わりまして、劇中に登場するアカマGTは完全に造形モデルだと思っていたら、最後の方で走行していたのはびっくり。実車としてはちょっとツヤが変だなぁと思っていたんですが・・・。最後にアカマGTへ乗っていた派遣工の守山はどうやら投資で成功したようですね。もしハゲタカが次に続くようならコイツが出てきそうですね。
ところで、フレームが上だけのメガネ(ブロウ型っていうんですか)はシャキッとしたビジネスマンっぽくていいですね。鷲津と劉がホテルのバーで話をしているときのシーンではずっとメガネに注目しちゃいました。そろそろ新しいメガネ買おうかなぁ。
ということで「ハゲタカ」面白いですよ。金融を仕事にしている人たちはこんな儲け方もできちゃうんだなぁ知ることができます。
2009/07/11 21:39:39 | Trackbacks (0) | Comments (0) | Movie
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