死ぬかと思った。
天気が悪いと予想されるときは山に登ってはいけない!!これは断言する。まーじ、もう、2度と雨の山は登りたくないわ。
ということで、去年登りきれなかった富士山にリベンジしてきた。
夕方18時くらいに甲府を出発。スバルラインはマイカー規制なので、スバルランドの駐車場に停めてシャトルバスで5合目へ。
だいたい20時半くらいに登り始めたかな。6合目(これはわりとすぐ着く)までは順調に40分くらいで到着。このあたりから雨が降り出す。
雨がどんどん強くなりつつもなんとか7合目の一番下の山小屋まで到着。この時点で22時半くらい。夜の登山ということと、雨が降っているということで体力をかなり消耗するし時間もかかる。
次第に風も強くなり始め、視界も悪くなってくる。ここでよみがえる去年の悪夢。さすがにこれ以上登るのは危険ということで、8合目途中の白雲荘(の外)で待機。この時点で夜2時ちょっと前。
待機、これが予想以上につらい...。雨を避ける軒がないし、ちょっとした屋根の出っ張りには人だかり。動いていないから寒いし、かと言って登るのも危険だし。山小屋は宿泊の人優先なので、ビジターお断り。暖も取れず雨にあたりながらひたすら明るくなり始めるのを待つのみ。歩くよりなによりこれが一番体力を消耗した。
もうね、ただ待つしかどうにもできないこの状況は、生命の危機を感じるね。耐えるのを諦めて、倒れこんで、山小屋か救護所に運ばれたほうがどれだけラクに思えることか。
それでも耐えた。2時間半。雨はやまなかったけど、少し弱くなり風も落ち着いてきたので、登山再開。ずっと体動かさずに筋肉こわばった状態で耐えていたので、関節は硬くなり、疲れもではじめる。正直下山したかった。
この状態で登るとか、気力で登っているようなもの。本八合目以降は記憶にございませんわ。
結局雨はやまないまま山頂に到着。7時過ぎ。景色とか何も見えないし、火口を覗いても真っ白。もうどうでもいいですわ、早く下山したいで気持ち。
軽く豚汁食べたりしながら休んですぐ下山開始。8時過ぎくらいには下山はじめたのかなぁ。あ、売店のラジオが8時をお知らせしていたからそのくらいだな。
登るのは11時間もかかったくせに下るのは速いんだからなぁ。なんども休憩とったりしながらも4時間くらいで5合目まで下山。最後とか親父も(あ、親父と一緒に登ったのね)僕も顔は死んだまま、声も出ず。帰ってきても喜びもしなかった(笑)。
その後、シャトルバスで爆睡。帰りの車は親父の運転なので爆睡。家についてすぐに爆睡。
まぁ無事に帰ってきたから良い経験だったって言えるけど、雨の山は危険。間違いない。装備をそれなりに持って行っても足りないくらいだった。あの雨の中、ハーフパンツに100円均一の雨ガッパみたいなので登っている外国人がいたけど、死にに来ているようなもんだな。
経験から言うに、富士山は山小屋泊まってまで登るほどではないです。しかし日帰りで登るなら、天気が悪い・天気が悪くなると予想されるときは絶対に登るべきではない。雨も風も尋常ではないので。事前に天気図ちゃんとチェックして、日本全体が高気圧に覆われている時のみ選ぶべし。
登山が嫌いになったわけではないので、今度こそ晴れている日に登りたい。
2010/08/10 21:10:08 | Trackbacks (0) | Comments (2) | Pastime
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お疲れさん。
雨はしんどそうだよなあ。
去年登った時は天気に恵まれていたにも関わらず、かなり寒かったし。
次は一緒に登りに行こう。
雨の日の寒さはハンパない。それで待機とかつらすぎる。
来年は登山企画するか。今年はもう厳しいからな。晴れている日じゃないとオレはいかないけどな!!